皆さんはパソコンのデータ管理、どうしていますか?
専用ソフトでバックアップしていますか?手動でコピーしていますか?もしかして、特に何もしていないですか…?万一失った場合は…
また、パーティションを動かすこともある場合も…
と、データに関して一括で管理したい!という方のために、ご紹介できる無料・有料ソフトがあるので今回はご紹介。
データを復元したりバックアップしたりできる
MiniTool Partition Wizardはとても多機能で、これ一つでディスクまるごとコピー・クローンしたり、OSを新PCにデータそのまま移行したり、パーティションを大小させたり、ベンチマークを測ったりなど… 結構色々できます。
これ一つでストレージ関係の操作は完璧でしょう。
今回は個人的にも特に使えるだろうと思える機能をご紹介。
ダウンロードとインストール
まずは以下のMiniToolさんのWebページからインストーラーをダウンロードしちゃいましょう。
有料のプロ版はデモがあるので、すべての機能をとりあえず試す場合は「デモ版を試す」ボタンをクリックしてダウンロードします。
MiniTool Partition Wizard プロ版 11
https://www.partitionwizard.jp/partition-magic-free.html
無料版もあります。一つの家庭内での私的、非商用であれば無料版でもOKです。ページ内の青い「ダウンロード」ボタンをクリックしましょう。
MiniTool Partition Wizard 無料版 11
https://www.partitionwizard.jp/free-partition-manager.html
ダウンロードが終わればそのファイルを開いてインストールします。
今回は有償版を使用していますが、無料版でもほぼ同様です。
インストールを終え、ソフトを起動するとこのようなメニュー画面が表示されます。目的別に分かれているので使いやすいUIです。
実際にデータを復元してみる
今回は失ったデータを復元したいので、左上の「データ復元」をクリック。
このようなデータ復元ウィザードが表示されます。
Fドライブにあったデータを復元したいので、この画面で言う所の「C: NTFS」をクリックし、右下のスキャンボタンをクリックします。
するとこのように、削除されたファイルを探し出そうとしてくれます。
HDDの中を精査するので、容量にもよりますがそこそこ時間がかかりますので気長に待ちましょう。(1時間以上かかる場合もあります)
気長に待つと…きました!そうです!この「投稿用メモ」というファイルを復活したかったのですよー!(という茶番w)
早速取り戻したいファイルにチェックを入れて、画面右下の「保存」ボタンをクリック。
復活したファイルをどこに保存するのかを指定できますが、ここは復活元のパーティションは極力選ばないように注意しましょう。
ウインドウにも記載されていますが、せっかく復元しようとするファイルが上書きされる可能性があります。
ここはFドライブではないCドライブに復元することにします。
おめでとうございます。と表示されました。嬉しいのですが実際にファイルを見てみるまでは安心できません。はてさて…
あぁぁ…来ました!!これは消してしまったはずのテキストファイル!!
いやー本当によかった〜〜〜(という茶番w)
こんな感じで、確実ではないのですがファイルを復元することが可能なのです。
パーティションを縮小・作成する
パーティションを新たに一つ作りたいが、もう空き領域が無い… と悩んでいれば、このソフトはとても有効です。
とても簡単なので説明していきます。
この例では、HDDはCドライブのみで構成されています。
(厳密にはEFIや復元用のパーティションが含まれています)
このCドライブを縮小し、空いた領域にパーティションを作成したいと思います。
縮小したいパーティション(今回はCドライブ)をクリックした上で、左側にあるメニュー内「パーティションの移動/サイズ変更」をクリックします。
するとこのようなウインドウが表示されるので、今回はお試しということでCドライブの後ろを10GBだけ減らしたいと思います。
「後の未割り当て領域」に10.00と入力します。うまく数値が入らないときは、「前の未割り当て領域」や「パーティションのサイズ」をうまく調節してみてください。
また、マウスでグラフィカルにドラッグして直感的に割り当てを操作できるといったところが魅力的です。
このままOKを押すと、何もメッセージは表示されませんがメイン画面の下部を見るとしっかり(未割り当て)領域として10.0GBと表示されています。
この時点ではまだパーティションは反映されていません。
あくまでもこのようにしますよというプランを表示している状態です。
他にも増減させたいパーティションがあれば操作を行い、一通り終わったら反映させるために画面左上の「適用」ボタンをクリックします。
直前に行った操作を取り消したい場合は「取り消す」、行った操作を全て無効にするには「破棄」をクリックして下さい。
確認メッセージが表示されます。Partition Wizard以外のソフトを起動していないことを確認してから「はい」をクリックします。
すると、特に何も使用していないパーティションであればこのまま完了するのですが、システムがCドライブを使用しているために以下のようなメッセージが表示されます。
一旦再起動するので、そのタイミングでパーティションを操作するということですね。問題なければ「今すぐ再起動」をクリックしましょう。
すると何やら黒い画面にこのようなメッセージが表示されますが、処理を行いますというメッセージなのでそのまましばらく置いておきます。メッセージが消えて真っ暗になっても処理は進んでいるのでご心配なく。
しばらくするといつも通り起動します。
Partition Wizardを再度開いてみると…?
しっかり10GBのパーティションが作成されています。
あとはフォーマットを行ない使えるようにしておきましょう。
フォーマットさえ行えば、エクスプローラー上でみてもしっかりパーティションが作成されたことを確認できますね。
ディスクのベンチマークを測る
ディスクの転送速度などのベンチマークをとることができます。
画面左上のツールバー内にある「ディスクベンチマーク」をクリックします。
するとこのようなウインドウが表示されるので、ベンチマークを行いたいドライブを選択した上で「開始」ボタンをクリックしてしばらく待ちます。
(その他の設定項目はひとまずデフォルトのままです)
しばらく時間がかかるのでそのまま待機。
チェックが完了するとこんな画面に。
各転送サイズごとに読み取り・書き込みの速度が棒グラフ化され、数値は一秒間に転送できる容量を示すMB/sにて表示されています。
テストモードを「順番」にしているおかげもあるのですが、かなり早い結果となりましたね。
まとめ
その他、記事には書ききれないほどPartition Wizardには様々な機能が搭載されています。
- OSを別のHDD/SSDにまるごとコピーする
- パーティションそのものをそのままコピーする
- 消してしまったデータorパーティションを復元させる(NOT確実)
- GPTディスクをMBRに変換する
- ディスクデータを完全に抹消させる(復元できなくする)
- ディスクに異常がないかチェックディスクを行なう
- NTFSをFATに変換する
- ブータブルメディアを作成する
など、実に多くの機能を有しているので、まさにこれ一つでパーティション・データ管理はなんでもござれというソフトです。
Windowsに標準で搭載されている「ディスクの管理」でもある程度はパーティション操作できるのですが、場合によっては使い物にならないパターンも多いので、Partition Wizardがあれば大体のことは解決できてしまうと言っても過言ではありません。
また、似たようなソフトは他にもありますが、Partition Wizardに関してはより直感的で、操作の段階が他ソフトより少なくシンプルに操作できるのでは感じます。
また、仕様としてはこのように…
なんとWindows XPまで対応しているという互換性のアリアリさ。
対応ファイルシステムについてもWindowsで対応しているものはもちろん、Linux等で採用されているExt2/3/4についても対応しています。
さらに具体的な使用方法については、MiniToolさんのWebページにヘルプとして掲載されていますので、是非ご覧ください。
MiniTool Partition Wizardソフトウェアチュートリアルガイド
https://www.partitionwizard.jp/help/
ぜひ、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
まずはデモ版or無料版で始められるので、気軽にお試しくださいませ。
MiniTool Partition Wizard
https://www.partitionwizard.jp/