2020年11月13日にリリースされたmacOSの最新版、macOS 11 Big Sur。
外観のデザインや内部構造が大きく変わり、バージョン番号もメジャーアップして大変貌を遂げたOSです。
そのBig Surを使うにあたって1つ気になったことが、「画面右上の日付・時計は非表示にできないの?」ということです。
なんで非表示にできないの?
前バージョンのmacOS 10.15 Catalinaまでであれば、以下のように「システム環境設定」にある「日付と時刻」→「時計」タブから、「メニューバーに日付と時刻を表示」のチェックボックスをOFFにすればOKでした。
しかしmacOS 11 Big Surになってから…
そもそも「時計」タブが消えている…!なんで!?
恐らくですが、Big Surから日付・時計のエリアをクリックしたら通知が表示される仕様になっているため、その関係だと思います。
とはいえ、日付と時計のちょっとしたカスタマイズもできないなんて…そんなのってないよ…
そもそも非表示にする必要ある?
一定の需要はありますよ。私みたいに。
例えばサードパーティーアプリのiStat Menus。
コレ、Macのメモリ使用量をメニューバーにグラフ表示させたり、日付・時刻をクリックするとカレンダーが表示できたりと何かと便利なアプリなのです。
このアプリについては以前記事にしていますので、気になる方は是非どうぞ↓
しかしですね… このカレンダーつきメニューをBig Surで表示させると…
こんな感じで日付・時刻が2つ並んでしまうというマヌケな状態になってしまうのですよ。
左側がiStat Menusの日時、右側がBig Surの標準機能。
iStat Menusは使い続けたいし、この標準の日時表示が邪魔なのでとっても消したい。。。
基本的に非表示は不可能だが…
海外サイトを含め色々と方法を探しましたが、残念ながら完全に非表示にすることはできないっぽいです。
ですが、「アナログ表示」させる方法が見つかったのでご紹介しようと思います。
これでメニューバーのスペースを圧迫することなく、かつiStat Menusも違和感なく表示させることができます。
アナログ表示させる方法
まずターミナルを起動させて下さい。アプリ画面で「ターミナル」または「terminal」で検索すれば出てきます。
表示されたターミナルでは以下のコマンドをコピー&ペーストして、Returnキーを押して下さい。
defaults write com.apple.menuextra.clock IsAnalog -bool true
すると、あら不思議!右上の日付表示がアナログ表示になっているではありませんか!
※もし変化がない場合は一度再起動してみて下さい。
これでもう安心して、iStat Menusの日時表示を配置することができますね!違和感なし!
ちなみにもとの日時表示に戻したかったら、今度は以下のコマンドを実行すれば戻せます。
defaults write com.apple.menuextra.clock IsAnalog -bool false
まとめ
というわけでいかがでしたでしょうか。
日本語の情報が無かったので、いち早く記事をまとめてみました。
これで困っている人は限定的かもしれませんが、ゼロではないかと思いますので、参考になったのであれば幸いです。