良くも悪くもたまに世間を騒がせる仮想通貨「ビットコイン」。
「ビットコインなんて怪しい」「なんかよくわからないから怖い」「ただのマネーゲーム」などという悪いイメージが根強く残るのも仕方がない側面もあるのですが、本質的な部分に注目してみると「これ有望なのでは!?」と考えを転換させるかもしれません。
そこで、もうすぐ仮想通貨歴3年が経とうとしている私がビットコインを売買し続ける理由を解説していきます。
もし分からない単語などがあればググってみてくださいね(笑)
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(そもそもの話)ビットコインって実体が無いのにお金出してまで買うモノなの?
ビットコインはコインとは言うものの、たしかに手にとって見たり触ったりできない”データ”ではあります。
イメージとしてはゲーム内のお金に近いですが、ビットコインはそのお金をリアルマネーを使って売り買いします。
そんなデータにわざわざお金を出して買うんだったら、私のこの自撮り写真だって売れるんじゃないの?しかもデータってコピーできるからそれで売りまくってお金儲けできるのでは!?とちょっと思っちゃうかもしれません。
さらにビットコインは日本円やドルのように、銀行やどこかが管理して発行・保証しているモノではないので、なおさら「それ大丈夫なん?」と思うかもしれません。
しかしビットコインは、普通のデータと違う所がいくつかあります。
- ビットコインは複製コピーが絶対に誰もできない仕組みになっている。
- ビットコインは、持っている人同士で皆のビットコインが本物かどうか自動的に監視し合う”ブロックチェーン”という仕組みの上で動いている。
- 世界中でビットコインを「信頼」する人たちがいるからこそ価値が生まれ、その価値を担保に送金等に使うことができる。
などといった点です。
こういった「信頼」から「価値」を生み出し、人々の信頼度が高まるたびに価値が上昇していくので、それを期待してお金を出してまで今ビットコインを買うのです。
発行枚数が限られているので必然的に希少価値が上がる
ビットコインの枚数には限りがあり、約2100万枚と決められています。
決められてるとは言っても誰かがいじるんじゃないの?という懸念があるかもしれませんが、ビットコイン自体がそこまでしか発行できないという”そもそもの作り”になっているため、誰かが勝手に発行上限を引き上げるなどといったことはまず不可能な仕組みです。
唯一例外としては、ビットコインのハードフォーク(派生版)を別途作って流通させる方法があります。例えば代表的なコインだと「ビットコイン・キャッシュ(BCH)」「ビットコインゴールド(BTG)」などがあたります。
しかしそれはオリジナルのビットコインとは別コインの扱いになるので、元のビットコインの上限には影響を与えません。
「金」と同様、供給より需要が高まり価値が上がっていく
枚数の上限が決まっているとなると、金(ゴールド)と同じように限られた希少物の扱いを受けるということ。
以下は1998年〜2020年現在までの1オンス(28.35グラム)あたりの金の価格です。
2000年前後では3万円ほどの価値だった金が、今や17万円を超えてさらに値上がりしようとしています。
上下の価格変動は大きいですが、全体では何倍にも高騰していることがわかりますよね。
これは金を欲しがる人(需要)がどんどん増えていったからです。
なんで欲しがる人がいるかというと、これからもっと価値が上がると期待して買う投資家の存在、戦争や経済破綻が起こりそうで自国のお金が使い物にならなくなる(価値が落ちる)のを恐れて世界で信用されている金を買い出す、金を使ってコンピュータ関係の部品を作り出す需要、などなど…
一方で、もし金がカンタンにどんどん掘り出されていけばここまで価値は上がらないですよね。そうなると、その辺でいっぱい買えるようになって高く買う必要ないんだもの(笑)って感じになります。
これと似たような状況がビットコインでも起こりつつあります。
ビットコインにおいても欲しがる人(需要)がいて、金と同じく将来的な安定資産として見込んだり、経済リスクが発生した場合に買われたりすることが多いです。
ですが、金のように部品を作るための需要がないので、それなら買うものは金で良いのでは…と思われるのですが、ビットコインは金以上に大きな値上がりを見せました。
以下は2015年〜2020年現在のビットコインのチャートです。
2015年は金と同様3万円でしたが、たった2年半後の2017年末には一時230万円を記録する高騰ぶり。
バブルと言えばそうなのですが、バブルが弾けた後の底値でも40万円を推移していたので当初3万円だったことを考えるとそれでも十分なパフォーマンスです。
なぜ金以上に値上がりしたかというと、バブルの投機的な考えを除き、ビットコインの本質的な価値に気づき始めた投資家が増えてきたからです。
また、国に認められつつある背景も大きな要因ですね。
ビットコインの本質的な価値とは
ビットコインは、金にはない以下の特徴を持っています。
- 個人や企業同士で手数料ほぼゼロで海外と送受金ができる(通常の銀行経由の方法だと手数料がかなり高い)
- 世界共通通貨なので、国の状況に依存せずどこに居ても共通の価値を維持できる
- 国・銀行といった管理者が存在しなくても良いので破綻リスクが無い
こういったメリットの存在に気づく人がもっと増えると、価値は必然的に上がっていきます。
ですが、今はまだそれに気づいていない人も多いのです。
なぜかというと、
- 仮想通貨の存在をそもそも知らない。
- 購入に抵抗があり、むしろ怪しいとまで感じている。投機的な側面だけをみていわゆるマネーゲームだと考えている。
- 法定通貨(円やドル)で困らないのでわざわざビットコインである必要がない。
というところが大きいと思います。
ただ、そう考えてしまうのも無理のない状況で、まだまだ市場的にも仕組み的にも環境が整備されていない部分が多いのです。
逆に言えば、政府や企業がブロックチェーンを活用する場面が多くなれば、皆がその価値や凄さに気づきます。
となると、そのブロックチェーンの上で動くビットコインも「あ、大丈夫なモノなんだな」という考えに至る=信頼性が上がるため、資産・投資の対象として見られる割合が増え値上がりするものと思われます。
現在も徐々にですが国レベルで仮想通貨(ブロックチェーン)を認め、活用する事例が増えてきました。
ビットコインを今買うということは、将来的に世界中でブロックチェーンが普及することを見込んで投資する、ということになりますね。
まとめ
ビットコインを含む仮想通貨は、確かにタダの”データ”じゃんと言えばデータなのですが、結局の所みんなが「価値がある!」と認めだしたらどんなモノやデータであれ「価値」がつくものです。
最近のトレンドで言うところの新型コロナウイルスによるマスクの需要でも同じことが言えますね。
マスクはもともと1枚数十円程度で買えるものだったのに、今や1枚だけでもメルカリやヤフオクで何百円も出さないと買えない!なんてことが起こっています。
タダの空き缶でさえ、もし地球上で金属が不足したら希少価値になるはずです。(実際にそんなことがあるのかどうかはさておき)
本質的な部分を見て皆が欲しいとなれば、ビットコインであろうが小石であろうが、これから先の需給を見越して買う。これに尽きると思うんですよね。
それでは今回はここまで。
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