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Amazon Echo(アレクサ)を2年ほど使用してのメリット&デメリット(感想レビュー)と今でも使っている機能

Amazon Echo、ご存知ですか?

このページに辿り着いてる時点で「そりゃ知ってるから見に来たんだよ!」と言われそうですが(笑)

どんな商品でもそうですが、商品そのもののスペックとか、それで何ができるのかくらいは情報過多なくらいWeb上に転がっているのですが、実際にある程度の期間使ってみてどうだったかという話となると、それは買ってなおかつ使い続けた人にしかアウトプットできないことなので情報は限られますよね。

そんなわけで、今回はAmazon Echoを実際に使ってみてどうだったのか、1年半以上経った今でも使っている機能をご紹介します。

Amazon Echoとは?

こまかい説明は他のサイトにお任せしますが、簡単に説明すると声をかけるだけでAI(アレクサ)が天気やニュースをしゃべってくれたり、音楽をかけてくれたり、家電や照明を操作してくれたりする「スマートスピーカー」と呼ばれるもののことです。

iPhoneで言うとSiriのようなもので、それをスピーカーとして独立させた感じですね。

さらにスキルを持つということができて、スマホに例えるとアプリ的な存在です。

例えば銀行系スキルを入れると自分の残高を教えてくれたり、radikoスキルを入れるとラジオを聴けるようになったり。

色々なスキルを登録していけば、もっと色々なことをしゃべってもらうことができますよ。

ちなみに、スマートスピーカーにはAmazon Echoの他にもGoogle HomeLINE Clovaなどがありますが、今回はAmazon Echoを使っているのでその記事となります。

数あるスマートスピーカーの中で何故Amazon Echoを選択したか

理由は単純で、Amazonのヘビーユーザーだからです(笑)

プライム会員はもちろんのこと、ネット通販の半数以上はAmazonで購入しているくらいです(笑)

あとは使えるスキルや対応家電がAlexaの方がやや多いということです。

色々な家電に対応していた方がやっぱり何かと便利です。

今、本当に使っている機能は?

現在進行形で実際に活用している機能は次の通りです。

帰宅時に「ただいま」と言うと照明がつく

「アレクサ、ただいま」と言った場合の設定アクション

これ、マジで実用性高いです。本当に。

スマートフォンの専用アプリで、特定のワードを話しかけると好きな処理をするよう登録できます(定形アクション)。

それを活かして、うちの場合「アレクサ、ただいま」と言うと以下の処理が順番に行われます。

1.リビングのスタンドライトをオン
2. リビングのメインライトをオン
3. ダイニングのライトをオン
4. 扇風機をオン (手動で夏季のみ設定)
5. 帰宅時のフレーズを言う (「おかえりなさい。帰ってきてくれて嬉しいです。」など)
6. Amazon Musicで「ジャズ」を再生する

これは一つ一つ設定できるのですが、一番のメリットが真っ暗な中 照明の電源スイッチを探したり手をのばすこと無く、「アレクサ、ただいま」と言うだけでパッとライトが点いてくれることです。

暗い部屋で動き回ることは無いですし、複数の照明が一瞬で点く爽快感は素晴らしいです。

慣れてくると普通に思えますが、最初の頃はこれが未来の世界か・・・と感動しました。

ちなみに家のライトの多くはスマートホームに対応したPHILIPS Hueの電球を使用しています。

Philips Hue ホワイトグラデーション シングルランプ(電球色~昼光色) | E26スマートLEDライト1個 | 929001276602【Amazon Echo、Google Home、Apple HomeKit、LINEで音声コントロール】
フィリップスライティング(Philips Lighting)

調光や色温度調整に対応しているので、夜になったら徐々に暗くしていくなんてことができちゃいますよ。

普段は昼白色で明るく、リラックスしたいときは電球色でまったりした色合いに自動調光とかも。

電球の単品売りはもちろん、ちょっとお得なスターターセットなんてものも販売されています。

赤外線リモコンを活用したNature Remoを使う

また、テレビやエアコンなどを操作したい時は、どんな赤外線リモコンも再現&遠隔操作を可能にさせるNature Remoというものを使うと良いです。

Nature スマートリモコン Nature Remo Remo-1W2(2nd Generation)
Nature

Nature スマートリモコン Nature Remo mini Remo-2W1
Nature

「Nature Remo」と「Nature Remo mini」の2種類が販売されていますが、違いとしては大きさの他に、湿度センサー、照度センサー、人感センサーの搭載の有無の違いのみです。

温度センサーのみminiの方にも搭載されており、私はこれで十分だと思いminiの方を購入しました。

温度センサーがあれば「○℃以下になれば自動的に暖房をONにする」といった使いかたができますね。

温度の他に湿度、明るさ、人感をもとに動かしたい家電があるのであれば、ノーマルの「Nature Remo」を選択すると良いと思います。

電源プラグのON・OFFを切り替えるスマートプラグを使う

赤外線に対応していない家電なら、コンセントの通電そのものをON/OFFの切り替えができるスマートプラグを導入するのもアリ。

これを使えば例えば加湿器、スタンドランプ、扇風機、ヒーターなどなど、コンセントを差すと使える家電はたいてい制御が可能となります。

あらかじめアレクサに登録させておき、例えば「アレクサ、加湿器つけて」というとつくようにしたり。

注意点としては、家電そのものの電源スイッチをONにしっぱなしの状態にした上で、かつコンセントの抜き差しのみでON/OFFできる家電に限って使えるということ。

例えばパソコンや洗濯機など、コンセントに差しただけでは点かず一旦電源ボタンを押す必要があるような家電はこの製品で制御できないのでご注意を。

アラームやタイマーを手を使わずにセットできる

意外と便利です。

いつも設定している時間とは違うアラームをセットしたい時って、

  • スマホ → ”アラームアプリ立ち上げ→時間を合わせて設定”
  • 目覚まし時計 → 手でセットしている時刻を変更。でもいつもの時間に戻すのが面倒

といった、ちょっとした手間がありますよね。

アレクサだと、「アレクサ、朝の8時に起こして!」の一言だけでセットできますよ!

タイマーも同様に「アレクサ、3分のタイマー」と言えばOK。カップラーメンもお手軽です。

なお、アラームのサウンドはスマホのアレクサアプリ(Amazon Alexaという名前)でカンタンに設定できます。

アラームのサウンド変更手順
アプリ左上のメニューアイコンをタップ → 「リマインダー・アラーム」 → 「アラーム」タブ内の設定時刻をタップした中の「サウンド」から選ぶことができます。

落ち着いたBGMを流してリラックスできる

便利、とはちょっと違いますが、心安らぎます。

前項の「ただいま」と言ったときにもBGMを流すように設定していすが、「アレクサ、ジャズをかけて」と言うだけで良い感じのプレイリストを自動的に選択し流してくれます。

もちろんアーティストや曲名を指定することもできます。

これをかけながらコーヒーを飲むともうカフェ気分。

休日の昼下がりにボサノバを流すのもオススメです(笑)

また「おやすみ」と言った時に睡眠導入曲をかけるようにも設定しています。

そんなのPCやスマホでも十分できるんじゃないの?という声があるかもしれません。確かにそうなのですが、スマホやPCだと一旦聴きたい音楽を探さなくてはなりません。

それが、例え目を閉じて横になったままでも一声で好きな音楽をそこそこの音質でかけられるなら十分メリットだと思っています。

そしてBGMと言うか・・・ですが、radikoでFMラジオを流すのも良いですよ。

ちなみに私はFM802をよく聴いています(笑)

格安でAmazon Music Unlimitedが楽しめる

Amazonプライムに含まれる「Prime Music」は100万曲以上聴き放題のサービスで、そのユーザー数は2020年1月時点でなんと5500万人を超えるほどだそうです。(そのソースはこちら)

Amazon MusicはAmazon Echoでももちろん流すことができます。

ですがもうワンランク上のプラン、6500万曲以上聴ける「Music Unlimited」ですが、通常月額980円(プライム会員は780円)のところを…

Echoでの視聴限定で月額380円

で利用できるようになります!

Echoに向かって「アレクサ、アマゾンミュージックアンリミテッドに登録して」と言って登録したものが対象となります。

私も利用していますが、もう知っているほとんどの曲が一言でかかるので嬉しいですね(笑)

Amazon Unlimited 「Echoプラン」

ちなみにAmazon Musicにかぎらず、「Apple Music」「TuneIn」「Spotify」「dヒッツ」「うたパス」にも対応しているので、アレクサアプリを使って加入中のサービスと連携すればそのサービスの中の音楽をかけることも可能です。

これは素晴らしいですね!

その他

寝ながら「アレクサ、今何時?」と聞けば、目を開けること無く時間を教えてもらえます(笑)

あと「アレクサ、ラジオ体操」と言えばいつでも体操ができます(笑)

逆に微妙だと思うところは?

次に1年間使ってきて「ここがイマイチ・・・」と思う点をまとめていきます。

時々早とちる

「アレクサ!音楽止めて!」と言うのに、言っている途中で勝手にお伺いモードが終了してしまう。

「アレクサ!音楽とm」Alexa「すみません、よくわかりません」みたいな。

多分ネットワーク環境のせいかな?と思って再接続したりもしたけど、効果無し。

もしかしたら部屋にEchoが複数あるから、別のEchoが反応するも遠くてうまく聞き取れなくて強制終了とか・・・?

うーむ、何か良い方法ないですかね・・・

(※2019/12/25 追記)
最近は改善されたのか、ちゃんと最後まで聞いてくれるようになりました。
ソフトウェア的な部分だったのでしょうか。
ちなみに話しかけ方も周りの環境も変えていません。

定型アクションにサードパーティースキルの設定が不可 (→改善されました!)

どういうことかと言うと、例えば「アレクサ、〇〇」と言った時に何をするのかカスタマイズする項目があります。毎週or毎日、何時になったら〇〇をする、という設定も同様です。

この何をするかの動作を選択するところで、家電の操作やニュース等のおしゃべり関係、つまり標準機能は設定できるのですが、自分で入れたサードパーティーのスキルの動作が指定できないのが地味につらいところです。

例えばradikoは外部スキルですが、指定した時間にradikoを自動的にON/OFFさせるということができないのです。

また、ダイキンの空気清浄機がAlexaに対応しているのですが、「ただいま」と言ったタイミングで空気清浄機もONにしたいのにそれが設定できない。

別途「アレクサ、空気清浄機を運転して」と言うことになります。(幸いAlexaとは別に、ダイキンのアプリにスケジュール運転機能があったのでなんとかなっていますが)

それができれば真のスマートホームと言えるのでは・・・と思うのですが、技術的には可能でも複雑な事情でもあるのでしょうかね。

この点はGoogle Homeに軍配が上がります。

是非Alexaも対応して頂きたいものです。

(※2019/12/25 追記)
これもアップデートでスキル設定できるよう改善されました。素晴らしいです。
ただ定形アクションにサードパーティスキルを登録する場合は、アクション一覧の一番最後にしか配置できないようになっています。
また、スキルは”起動”だけするので、例えばスキル起動直後に質問されるタイプのスキルは返答しないとそこから先へは進みませんのでご注意を。

自宅のEcho環境

実はEchoを複数持っていて、リビング、ダイニング、和室、寝室、洗面所の計5つ置いています。

「そんなにたくさん何に使うの・・・?」となるかもしれませんが、いやこれが複数あったらあったで便利なのですよ。

いや、まあ… 2LDKで5つは確かにちょっと多すぎたかもしれませんけどね…(笑)

何個もEcho持ってるとなんかメリットあるの?

まずEcho同士は連携できて、別の部屋とトランシーバーのごとく会話することができるのです。

寝室にあるEchoに向かって「アレクサ、リビングに繋いで」というとリビングにいる人と会話できます。

子どものいる家庭だったら子ども部屋のEchoに向かって「ご飯できたよー」と呼び出したりなんてこともできちゃいますね。

あとは家のどこにいてもアレクサを呼ぶことができる点ですね。

寝室で「アレクサ、おやすみ」と言えば、別室の照明とリビングのエアコンをOFFにできるので消し忘れがありません。

そして帰宅した際も、あちこちにEchoが置かれているので廊下からちょっと大きめの声で「アレクサ、ただいま!」と言えば、どこかしらのEchoが反応してくれるのでこれもまた良い。

ちなみに同じ部屋に2つ以上設置した場合「アレクサ」と呼びかけると一斉に反応しますが、自動的に声の距離感を認識して自分から一番近いEchoだけが返事してくれます。

(・・・のはずですが、遠くのEchoが反応することもあります。ご愛嬌。)

家のライトは全部Echoで操作してるの?逆に面倒じゃない?

流石にぜーんぶスマートライトにしてしまうと費用もかかる上に面倒です(笑)

例えば一瞬しか使わないトイレや洗面所なんかは、いちいち声を出すのすら億劫になるので、手動か人感センサーライトにしています。

結局Echoの導入は何を目的にしているのかというと生活を「便利」にしたいわけですから、声の操作がかえって不便を招くような使い方は本末転倒のように思います。

あくまでも確実に便利だなと思えるシーンで使うようにセッティングしたいですね。

声が出せない時など手動でライトをON/OFFしたくなったら?

単純に従来の壁スイッチをON/OFFすればちゃんと点灯・消灯します。

通電なし → 通電 となれば、まずは点灯する仕組みです。

その辺はライト側で上手く設計されていますので問題ないですよ。

まとめ - 結局Amazon Echoはオススメなの?

もちろん無くても生活はできますが、一度環境さえ整えることができれば便利なことは間違いないです。

私が使い続けている理由は、ライトやエアコンのON/OFFを自動的にまたは声で操作可能な点、そして普段から音楽でリラックスしたいという部分が大きいのだと思います。

なので個人的には、スマートホーム化ができて良かったと思いますし、Echoの真価を発揮できているなと思っています。

逆に言えばそういう生活が全く想像できず、スマートホームの色々な機能を確認した上でも大してメリットと思わず、自動化や声の操作に魅力を感じなければ、買っても置物化して埃を被ることになるのではと思います。

こんな人におすすめ

  • 時代の先取りをしたい
  • 面倒くさがり(家電操作をラクにしたい)
  • Amazonプライムの会員であり今後も続けるつもり

人を選ぶような気もしますが、iPhoneなどのスマートフォンが登場した当初もそう言われ続けて、結果これだけ普及したという前例があるのでスマートスピーカーも分かりませんね。

おそらく、スマートスピーカーのさらに画期的な使い方が見いだされより一層普及が進むのではと勝手に予想しています(笑)

まだスマートスピーカーを持っていない方も一度、お手頃なEcho Dotから始めてみませんか?

スマートホーム化が目的でなくても毎朝Alexaに話しかけて天気やニュース等を聞くといったことにも使えますし、話しかけることすら面倒であれば指定時間にルーチンでしゃべらせるのもアリです。

遊びのつもりで持ってみるのも楽しいのでオススメです。

  • この記事を書いた人

Maesuke

2年目Webデザイナー。 IT全般やWeb関係、ガジェット、暗号資産(仮想通貨)などに興味を持ち、気になった情報などを日々つぶやき続ける普通の人。

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