無料でメールアドレスを取得できるサービスの代表的なところって、Yahoo!メールやGmail(ジーメール)などがありますよね。
他にもOutlookメールやiCloudメール、Aolメールなど色々あるのですが、今回は特に悩まれやすいYahoo!メールとGmailの2つに絞って、機能面や安全性などを比較していきたいと思います。
ぜひ参考になさってくださいね。
比較表を作ってみた
以下、比較表を作成しました。
機能 | Yahoo!メール | Gmail |
---|---|---|
メール容量(保存できる件数に関わる) | ○10GB (最初は2GBまで) | ◎15GB |
迷惑メール振り分け機能の精度 | ○ | ◎ |
初心者のとっつきやすさ | ◎ | ○ |
画面上の広告表示 | △あり | ○なし |
新着メールの自動読み込み | △なし | ○あり |
セキュリティ | ○普通 | ◎強い |
メール自動振り分け機能 | △なし | ○あり |
ビジネスに適しているか | 個人向けが適している | 個人もビジネスでも使われることが多い |
ということで… Gmailに軍配が上がっているように感じますが、細かい部分を見ていくとそれぞれの特徴があるので、何を重視するか、どういった目的なのかを念頭に考えて頂ければと思います。
それぞれの特徴をチェックする
Yahoo!メールの画面
Yahoo!メールは分かりやすさにおいて優れており、初心者にとって使いやすい画面表示となっています。
メールアドレスを作ることに慣れていない人はこちらを選んだほうが無難かもしれません。
Gmailの画面
Gmailは比較的すっきりした画面で高機能です。
メールアドレスの作成が初めてではない人、もしくはセキュリティにこだわりたい人はこちらが良いでしょう。
メール容量はGmailの方が多いが、普通の使い方ならYahoo!メールでも十分
Gmailの容量が15GBまでに対して、Yahoo!メールは最大10GB。
Yahoo!メールのアカウント開設直後は2GBとなっており、利用状況によって徐々に増やしてくれる、という仕組みです。
Yahoo!メールの方が少ないのか… と考えるかもしれませんが、メール1通1通の容量なんて大したことないので、2GBで5万通程度は置いておけるでしょう。(添付ファイルも容量に含まれるので添付ファイルが多いともっと減りますが)
迷惑メールの振り分けはGmailに軍配が上がる
どちらのメールサービスも迷惑メールを判断して、自動的に迷惑メールフォルダーに振り分けてくれます。
ですが、AIも優秀とは言え万能ではないので時々必要なメールが迷惑メールだと判断されたり、逆に迷惑メールなのに普通に受信フォルダーに入っていたり。
Yahoo!メールはその誤判断の割合がGmailに比べて高い傾向にあります。
自分の目で見て削除したり、時々迷惑メールフォルダーを確認するなどの対策は必須ですね。
Yahoo!メールにおける画面上の広告表示はちょっと邪魔
画面右側に常に表示される広告は結構範囲が大きいので割と邪魔になることが多いです。
特に画面の小さいモニターだとメールの表示範囲が狭いことこの上ないです。
スマホ版のYahoo!メールアプリでも上部に広告が表示されています。
これはYahoo!メールで最大の欠点と言えるでしょう。
一方Gmailは目立つ形では入らないので(メール一覧上部に2通分表示)、画面いっぱい使えます。
Gmailは新着メールの自動読み込みがある
使い方にもよるのですが、Gmailは画面さえ開きっぱなしにしておけば自動的に受信したメールが読み込まれます。
しかしYahoo!メールにはこの機能は無く、手動で再読み込みボタンを押さないといけません。
ですがこの辺りは使い方によってはデメリットにはならず、スマホで通知を受信するから問題ないという意見や、どうせ確認したら毎回ウインドウを閉じてるし関係ないという考えであれば大した問題ではないと思います。
セキュリティはGmailの方が安心感アリ
Yahoo!メールもアクセス履歴やログイン通知メールの自動送信など、それなりのセキュリティ対策が施されていますが、Gmailではそれに加えてメール内容を暗号化して送受信しているという強みがあります。
特に機密情報をやりとりする場合はその辺りを気にしたほうが良いと思います。
体感的にですが、Yahoo!メールのほうが不正アクセスが多いです。私も何度かログインを試行された形跡があったので…
メールの内容に応じてカテゴリー分けしてくれるGmail
Gmailでは、受信した内容をもとに簡易的にカテゴリー分けしてフォルダーを分けてくれます。
たとえばTwitterやInstagramの通知メールがくれば、あらかじめ用意されている「ソーシャル」というカテゴリーに自動分類してくれます。
ネット通販からの宣伝メールだと「プロモーション」に振り分けられます。
これがあると、普段のメールがSNSや宣伝メールの中に埋もれづらくなるというメリットがあります。
Yahoo!メールにはそういった機能がなく、どうしてもやるのであれば自分で振り分ける対象のキーワードを決めてフィルターを作らなければいけません。
ビジネスでのやりとりに使われているのはGmail
個人的に多くの方とやり取りしていますが、やはりGmailを使って連絡している方が多いです。
これはなぜかというと、理由の一つとして仕事でデータをやり取りする場合にGoogleのサービスを使うことが多いからです。
例えば、データをネット上に保存して特定の人に見てもらえる”Googleドライブ”というサービスがあります。
これを使うためには結局Googleアカウントが必要となってくるので、Googleアカウントに紐付いているGmailを使う人が多いという理屈です。
また、Yahoo!メールに比べて不正ログインが少ないといった背景も絡んでいると思います。
総合
それぞれの特徴を見ていると、やはりGmailの方がメリットが多いです。
しかし、”初心者でかつ個人的な使用で、広告も気にならず大事なやり取りをすることも無い”のであれば、手軽にアカウントを作れるYahoo!メールも良いように思います。
逆に「ちょっと真面目な用途に使いたい」「マップやドライブなどGoogleのサービスをよく使っている」といった方にはGmailが適していると思います。
Yahoo!メールのサポートマニュアルなんかはGmailに比べてとても親切ですし(専門的な言い回しが少ない)、またヤフオクやYahoo!プレミアムなどYahoo!のサービスをよく使っている方もYahoo!メールを使うメリットはあると思います。
どちらが良いかは個人の考え方・使い方次第なので、メリット・デメリットを理解した上で良いと思ったほうを選びましょう。
Yahoo!メールへアクセス
https://mail.yahoo.co.jp/
Gmailへアクセス
https://mail.google.com/