近年になって一気に普及した電子書籍。
タブレットやスマホで手軽に閲覧できるようになりとても便利ですが、果たして本当に便利なだけなのだろうか?
ということで、一長一短な電子書籍と現物の本を比較してみます。
電子書籍は本当に便利?
電子書籍のメリット
箇条書きで書くとこんな感じ。
- データなのでタブレットやスマホひとつで大量の本が入る。ゆえに場所を取らずかさばらない。
- たとえデータが消えても購入履歴からダウンロードできるので無くしたり燃えるなどという概念がない。
- 外出先でも重い本を持っていく必要がなく、開く際も邪魔にならないので気軽に開ける。
- 多少周りが暗くても画面が明るいのでよく読める(目に負担がかかるので見すぎに注意)。
- 紙の本に比べてセールが多い。100円など格安で購入できたりする。そうでなくとも若干安く販売していることが多い。
- 24時間どんなタイミングでも、思い立ったらその場ですぐ購入できる。在庫切れという概念がない。
電子書籍のデメリット
- バッテリーを気にしなければいけない。もしバッテリー切れで充電できない環境だと本が読めない。
- 人によっては紙の本でないと内容が頭に入らないことがある。
- ページをペラペラとめくった方が目的のページが見つかりやすいことも。(電子書籍でもスライダーでページ送りできるが何か違うんだよな〜みたいな意見も多い)
ということで、まず電子書籍は大きな本棚を用意する必要がないので部屋がすっきりしますね。
インテリアを重視する方やミニマリストにとっては最大のポイントだと思います。
価格についても、Amazonなんかで見ると書籍版とKindle版(電子書籍)の2通り販売している本が多いのですが、Kindle版のほうが若干安いことが多いですね。
デメリットであるバッテリー切れについては、災害時に暇つぶしとして本が読めなくなる恐れがありますね。
まあ、災害で本を損失することも無いというところがメリットではあるのですが、そのあたりは各々どう見るかによりますね。
現物の本は本当に不便なのか?
現物の本のメリット
- 本屋で隅々まで試し読みができる。
- ページをパラパラっとめくれて内容を探すのに効率が良い。
- 手元に現物があるという所有感とコレクション感が強い。
- 電子書籍版より種類が豊富。
- スマホやタブレット(=電気)が無くてもすぐ読める。
- (個人差はあるが)内容が頭に入りやすく、読んだ感がある。
現物の本のデメリット
- 本が多いほどかさばり、本棚が必要となり部屋の重量感が増す。(それが良いという人もいますが)
- 欲しいと思っても在庫切れや仕入れ待ちが発生する可能性がある。
- 持ち歩く場合はたくさん持ち歩けず、カバンの中でかさばり重くなる。
- 試しに読んでみたいと思ったら本屋まで足を運ぶ必要がある。
という感じで、電子書籍と比べると「かさばって」「多く持ち運べない」けれども、「電気が無くてもすぐ読める」「所有感がある」「頭に入りやすい」という良い部分があります。
また、軽くメモ書きや付箋を貼りたいという方も現物の本のほうが使い勝手が良いかと思います。
電子書籍にも書き込んだりメモをする機能はあるにはあるのですが、やはり現物の感覚とは違っているので慣れない人は現物を選ぶと良いでしょう。
まとめ
ということで、電子書籍と現物の本の一長一短をご覧いただきました。
これはどちらかに優劣をつけるわけではなく、ご自身の読書スタイルや状況に合わせて使い分けるという利用方法が良いかと思います。
例えば普段は電車で読むから手軽な電子書籍だけど、家にいる時はじっくり手にとって読みたいから現物本も持っている、といった形。
特に勉強する際は現物の方が理解しやすく、注釈なども書き込みやすいですよね。
ぜひ双方の良い特性をうまく活用・ご参考頂き、快適なブックライフをお過ごし下さいね。
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