皆さんは、新たに何かを始めたり覚えたりするときに買う入門書はどういった基準で選んでいますか?
分かりやすさでしょうか?それとも価格?内容のレベルの高さ?
人によっていろいろな選び方があるかと思いますが、ここでは私が入門書を購入する際の一つの判断基準を書き留めておきます。
入門書選びに悩んでいる人への一つの参考になれば幸いです。
※なお、ここでは書店で実際の本を手にとった状態を想定しているので、電子書籍の試し読み等ではここでの方法は使いづらいかもしれません。
最初の1章(数ページ)をじっくり読んで理解できる内容か確認する
どれだけ人気でかつ有益な内容が書かれていても、自分自身が理解できなければ意味がありません。
まずはその本の書いているレベルが自分とマッチしているかどうかを確認します。
そのために、本の最初の章(もしくは数ページ)だけを読んでみて、入りが理解できればその後も読み進めることができると判断します。
もし最初の時点で理解しづらかったり、意味の分からない単語が頻出したりした場合は、本を購入しても途中で投げ出したくなるかもしれません。
ここは結構重要で、今後のモチベーションに関わってくる部分でもあるのでチェックしておきたいところです。
目次と巻末付近を確認して結果的に何が得られるか確認する
次に、その本を読むことによって何が得られるかをチェックします。
いくら読みやすく理解しやすくても、結果的に得られるものが思ったものと違ったり内容が薄かったりすると時間の無駄だった感がでてきます。
例えばJavaScriptの入門書を例に取ると、本の最終項の方で
- Aの本 → サーバー上でデータベースを扱う方法が載っている
- Bの本 → Webページ上で画像のスライドショーやスムーズスクロールを実装する方法が載っている
- Cの本 → 応用はほぼ無く関数の使い方が載っている
という内容で終わる複数の本があったとします。
これはそれぞれの本に優劣をつけるわけではなく、自分の目的に応じて選ぶという視点で考えてみます。
もし、あなたが「Webページにアニメーションなどの動きを加えたい」といった目的でJavaScriptを勉強するなら、この中だと”Bの本”を手に取るべきですよね。
もしくは、いやフロントエンドじゃなくサーバー側での処理を目的としたい!と思っているのであれば”Aの本”、とにかくJavaScriptそのものの使い方を(レファレンス的な役割として)知りたいだけというのであれば”Cの本”が適しているでしょう。
このように、自分自身が最終的にどうなりたいかを明確にし、その内容が本の結末にどれだけ近いかをしっかり確認する必要があります。
本のレビューをチェックする
自分にとって理解しやすく、かつ目的もマッチしているのであれば、客観的な意見もチェックしてみましょう。
「理解しやすいですよ」「うまく活用できる場面がありますよ」などの肯定的なレビューが多ければ、購入する価値は大いにあると思います。
逆に「難しすぎた」「あまり役に立ちそうにない」などの否定的なレビューが多い場合は、自分の目的から逸れそうな内容であれば他のレビューもよく読みつつ慎重に検討します。
通販サイトだけでなく、その本を紹介しているブログなどをWeb検索してみることも大切かと思います。
その上で問題なさそうであれば、ぜひ購入しましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
本の選定基準は人によって違ったりしますが、一つの方法として受け取っていただければと思います。
特に「基本→発展→応用」といった構成の本ではかなり有効な技です。
ご自身の目的と照らし合わせながら、ぜひ参考にしてくださいね。
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